誰もが12のアーキタイプを持って生活をしています。そしてそれぞれのアーキタイプには陰と陽の特質があり、幸せをもたらしたり問題を起こしたりします。
キャロライン・メイスは彼女の著書「Sacred Contract/第8のチャクラ」の中で、人間は誰もが持つ4つのアーキタイプを使い分けて、毎日の生活している言っています。そして彼女はこれをサバイバルアーキタイプと呼んでいます。
既にサバイバルアーキタイプの子供のアーキタイプをご紹介しましたので、これから残りの被害者、妨害者、娼婦の3つのサバイバルアーキタイプをご紹介していきます。
先ずは被害者のアーキタイプを取り上げたいと思います。
私たちは、恐れを感じたり、無力であると感じたり、裏切られたりと、自分は被害者であると思うことは誰にもあることです。
また被害の度合いも、残虐な方法で命を亡くすことから、人から悪口を言われることまで、様々な経験を相対的に被害と呼びます。
私たちは被害に合うことがないように、年間の儀式や人生の節々で祈りを捧げたり、パワーがあるとされる物をネットで購入したりもします。
被害者のアーキタイプは陰の特質だけに注目しがちですが、陽の特質も同じように備わっており、被害者意識から解放された時に生まれる、勇気や思いやりなどは見逃されやすいものです。
被害に合うと感じた時の私たちのサバイバルスキルは、Fight/戦う、Flight/逃げる、Freeze/凍りつく、のどれかに分けられます。
これらは内面敵/精神的な危機を感じるか、外面的/肉体的な危機を感じるかでも違ってきます。
被害者サバイバルスキルの中の「Fight/戦う」は、被害に合うまいとする行動で、自分を大きく見せる事で被害を少なくしようとします。
「Flight/逃げる」は、降りかかる被害から遠ざかって身を守るという事ですが、精神面では問題と向き合わないという意味でもあり、精神的危険から自分を守るための行動でもあります。
「Freeze/凍りつく」は、身を守る為に死んだ振りをしたり、精神的に傷ついていない振りををする事で、「Fight/戦う」とは逆に、自分の存在を小さくする事で被害を少なくしようとする行動です。
この三つの方法はその場を生き延びるための行動で、被害を受けた自分を癒す事まではできません。
これまで被害に合った時に、どのようにして自分はその場を凌いで来たかを、振り帰って見る必要があります。
被害者のアーキタイプの陰の特質は、自分に降りかかる問題は周りのせいで、自分には負がないと思い込み、自分から問題を改善する余地は無いと定義付けることで、被害者意識から抜け出すことができなくなります。
逆に被害者になった自分を責めることで、自尊心を失い引き篭ったり、また自分の領域に入り込まれたと思い、相手の行動をコントロールしようとすることで、自分は相手を傷付ける加害者に早変わりすることもあります。
被害のダメージ少なくするために、相手から見下されたり暴言を吐かれる前に、先に自分を責めたり、相手に自分は大した者ではないと言ったりもします。
被害者のアーキタイプの陽の特質は、精神的プロセスを踏むことで、儀式や迷信を信じることなく、自分の回復力を信じられるようになります。
誰が正しいか間違っているかという視点から問題を見るので無く、問題そのものをありのまま受け入れることができるようになり、自分も相手も問題を防ぐ方法は無かったかを考えることで、相手にも自分にも哀れみが生まれます。
被害者意識に入り込む自分に気づくことが、自分への優しさと相手への思いやりにつながり、傷ついたと感じても、他の楽しい経験や、幸せと思える時間を曇らせることがなくなります。
精神的痛みを感じたら、自分を労る時と思えたり、全ての人間への愛情表現のチャンスだとも思えるようになります。
また周りは周り、自分は自分と区別をつけられるようになることで、被害者になることを阻止できるようになります。
Victim/被害者 (誰もが持つアーキタイプ)
自分に不適切な行為や被害を受ける恐れがあることを察知した時、無抵抗または慌てた攻撃的な態度ののどちらかをとる。
陽の特質=自分の経験から、同じように辛い経験をした人を思いやれる。
許すことの本当の意味を知っている。
陰の特質=自分に降りかかる問題は全て周りのせいであると思う。
他人の出来事を自分に置き換え、なんでも大事にする。
自分がどんなアーキタイプを持っているか、気になりませんか?
12のアーキタイプを知ることで、困難を生む悪いクセやパターンを変えることができます。
アーキタイプリーディングに関してご興味のある方は、alliswellcoaching@gmail.comまでEmailでご連絡ください。