アーキタイプ ”Wounded child/傷ついた子供”

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誰もが12のアーキタイプを持って生活をしています。そしてそれぞれのアーキタイプに陰と陽の特質があり、幸せをもたらしたり、問題を起こしたりしています。


これまでサバイバルアーキタイプの一つである子供のアーキタイプの中の、永遠の子供、魔法の子供、独立した子供のアーキタイプをご紹介しました。

私たちは誰もが内側に潜めた成長しきれていない子供のアーキタイプを持ち、それは大人になってからも意思決定や行動などに現れます。

アーキタイプでその人を知ろうとする場合、子供のアーキタイプは時間や年齢だけで結論付けることが出来ません。人によっては全く成長していない場合もあり、誰もが大人になっても無意識に子供のアーキタイプに反応して生活をしています。


今回は傷ついた子供のアーキタイプを取り上げたいと思います。

傷ついた子供のアーキタイプの特質は、苦しみや絶望感にとらわれるもう一つのサバイバルアーキタイプである、犠牲者のアーキタイプと重なるところがあります。

人の痛みや感情に敏感で、他人の感情を自分の感情と混同することがよくあります。

傷ついた子供のアーキタイプは、子供の頃に経験した辛い経験、特に虐待などのトラウマとなった経験を引きずったまま大人になり、全ての物事を自分の受けた傷の深さや痛みと比べます。

これらの傷は自分で癒す方法を見出すまで、無意識にトラウマとなった感情を抱えたままの人生を送ることとなります。

傷ついた子供のアーキタイプの陰の特質は、大人になっても生活上の問題の多くをいつまでも親のせいにしたり、過去の出来事を振り返り良いことも悪いことも、ドラマチックな思い出に変えてしまうところにあります。

傷ついた子供のアーキタイプを持った人の一例として、オプラ・ウィンフリーがいます。

彼女は米国南部で生まれ育ち、性的虐待を受け14歳で出産、その後すぐ子供は死亡し、大学生の時からテレビ局のニュースキャスターとして仕事を始め、オプラ・ウィンフリー・ショーという独自のテレビ番組を持つほどになり、独立した後は自己啓発に繋がるプログラムを発信し続けています。

彼女の持つ傷ついた子供のアーキタイプが、陽の要素へとシフトして成長する様子を、テレビのブラウン管を通して目視することが出来たといって良いでしょう。


傷ついた子供のアーキタイプの陽の特質は、許すことから生まれます。

子供の頃の出来事を自分の強みに変えることで、他人への思いやりが強い優し人になることが出来ます。

理想の職業としては、ヒーラー、セラピストがあります。

「最近どうしてますか〜」なんて聞くと、辛い過去の話に早変わりなんて人、周りにいませんか?


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Wounded child/傷ついた子供:人生は過去を繰り返す運命にある。

幼少期の虐待、放置、他のトラウマの記憶を引きずっている。物事の見方がいたって悲観的。

陽の特質=他の傷ついた者に奉仕する思いやりが目覚める。

     許すということを学ぶための道を開く。

陰の特質=人付き合いや成長の過程がスムーズに行かない理由を、子供の頃に経験した問題のせいにする。

     人を許すことを拒み前に進もうとしない。



自分がどんなアーキタイプを持っているか、気になりませんか?

12のアーキタイプを知ることで、困難を生む悪いクセやパターンを変えることができます。

アーキタイプリーディングに関してご興味のある方は、お問い合わせ欄、又は alliswellcoaching@gmail.comまでEmailでご連絡ください。