アーキタイプ ”Destroyer/破壊者、スポイラー”

11.1.2019 Destroyer/破壊者 copy.jpg

金継ぎ/Kintsugi (Japanese for "golden joinery") 


今朝、メールを開けたら、「金継ぎ」に関する本を出版した人の紹介があった。彼は瀬戸物と金継ぎを私たちの人生に見立て、人間は瀬戸物の様にもろいが、修復の仕方を知っていれば美しく蘇ると言うものである。

人生の中での失敗や絶望なども、ゆっくりと時間をかけて丁寧に直すことで、立て直すことは可能で、また美しいものになり得ると言うことの様だ。前回触れた「創造」でもある。

私は日本に住む友人から金継ぎの楽しさを語られたことがある。それまで金継ぎなど聞いたこともなかった。

アーキタイプの中に「Destroyer/破壊者」と言うのがある。このアーキタイプの良いところは、破壊することで、進化を期待できるところである。壊れてしまった物事をいつまで感情的に惜しむかは人それぞれであるが、立ち上がりの早い人がそれをどう元に戻すか、また新しいものを作り上げようとする時は、希望や夢さえ持っていると思う。

人生に例えた場合、砕け散った感情を元に戻すことに手を貸してくれる人への感謝と、バラバラになった心の欠けらを見ながら、自分なりに頑張って来たことを認めてあげなければならない。

この本の著者が言うには、「一番自分を責めているのは自分自身の場合が多い」と言っている。これは「周りに自分を解ってくれる人が居ないのなら、自分だけは自分を信じてあげよう」と、コーチングをする時に私がクライアントにアドバイスする事と同じだと思う。

金継ぎが美しいアートフォームである様に、人生設計も美しいアートフォームであるわけだ。

人間は昨日と同じ様に今日も時間を過ごす人がほとんどだろう。その一日に満足をしているのであれば、何も問題はないのだが、いつか違う事をしたいと思いながらも過ごす、同じ毎日を繰り返している人には、「Destroyer/破壊者」のアーキタイプの行動には見習うところがある。

なぜ同じ事を繰り返しているのだろうと思う様な生活でも、なかなか抜け出そうとしない人もいるが、それは辛いと思う毎日でも、慣れてしまえば、新しいことに挑戦することに勇気を出すよりも、慣れっこになった嫌な毎日を今日も過ごす方が楽だからだ。

新しい一日を迎えると言うことは、進化した自分がその日を迎えると言うことで、人が進化するときは、周りの誰かを悲しませる言うことでもあり、これは避けて通れない道なのである。

アーキタイプ:Destroyer/破壊者、スポイラー

物や関係などを破壊し、建て直す。

陽の特質=潜在的に破壊的なものから自分を解き放つ。

                今あるものを破壊し、新しいものを作り出すことに感情が走る

     新しい感情や人生設計をもとめる。

陰の特質=破壊力に酔いしれる。

     破壊するだけで、何も立て直さない。

自分の12のアーキタイプを知ることで、「性格」と諦めていた自分の行動や考え方、生きて来た中で経験した辛い出来事などを、自分の力に変える事ができます。

あなたはどんなアーキタイプを持って生まれて来たでしょう?

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